babshoの将棋ブログ

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中盤・終盤力を磨く次の一手問題集(3)

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前回に引き続き、自分の将棋を題材にした次の一手の問題集を作ってみた。

※作成経緯は初回記事の冒頭にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

babsho.hatenablog.com

 

問題21:中盤の問題(12)

【先手:相手 後手:babsho】

▲8六歩と桂馬を取りにきた局面。後手はどう攻めるか?

 

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【正解は▽6五歩】

【解説】

▽6五歩と突くのが正解。以下▲同歩は▽6六歩▲同金▽同角と角を切り飛ばす。

以下▲同飛には▽5四桂と打って後手優勢。桂馬が2枚あるので、飛車が逃げたら▽6六桂打で攻めを継続できる。

★同じ持ち駒を複数持っている場合は、枚数を計算して読むのが大事だ。

問題22:終盤の問題(10)

【先手:相手 後手:babsho】

▲4九玉と玉を寄った局面。決め手がある。(3手の読み)

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【正解は▽3四歩▲3六馬▽3五銀】

【解説】

正解手▽3五銀に▲同金は▽同歩が詰めろ馬取りになって後手勝勢。

以下▲3七馬と逃げても▽4五桂で追撃ができる。

▽3五銀に▲同馬は▽同歩。詰めろではないが、▽6七角などの狙いもあって攻めは継続でき、後手玉が堅くはっきり優勢。

★守りの要となっている駒を見極めて、働きかけるのが大事だ。

問題23:終盤の問題(11)

【先手:babsho 後手:相手】

▲7七歩に▽9八馬と逃げた局面。後手玉を寄せるには?

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【正解は▲7八桂】 

【解説】

落ち着いて玉の進出を防ぐ▲7八桂が好手。

次に▲5五飛や▲8六金で後手玉を下段に落とす手が受けにくい。

正解手に変えて▲5五飛は▽6六玉と進出される。以下▲5六金で馬は取れるが、後手玉が入玉して寄らなくなってしまう。

★玉を上部に進出されないようにする手を考えよう。

問題24:中盤の問題(13)

【先手:相手 後手:babsho】

▲5八同金と応じた局面。ここで後手の次の一手は?

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【正解は▽6七と】

【解説】

以下▲同金は▽9五角と王手金取りをかけて後手優勢。

変えて▽9五角は、9五に打った角が働きにくく、角を手放す分だけ損である。

角を打たずに、先に▽6七とが正解。

★狙いの手順を入れ替えてみることを考えよう。

問題25:終盤の問題(12)

【先手:相手 後手:babsho】

先手が▲5八同玉と応じた局面。ここで後手の次の一手は?

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【正解は▽3四金】

【解説】

問題図は▲3四銀▽同玉▲4六桂以下の詰めろになっていた。

それを防いで▽3四金が磐石の勝ち方。玉まわりの空間を埋める手筋だ。

以下▲2九飛▽4五桂で後手がはっきり優勢。

★王手がかからないよう自玉まわりの空間を埋める手は好手であることが多い。

問題26:中盤の問題(14)

【先手:babsho 後手:相手】

▽5四歩と突いた局面。▽5五歩を見せているが、先手はどう対応するか?(5手の読み)

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【正解は▲2四歩▽同歩▲3五歩▽同歩▲2六飛】

【解説】

2筋〜3筋を突き捨てて▲2六飛が正解。浮き飛車で後手からの▽5五歩の仕掛けに対応している。(▽5六歩に▲同飛と取れる)

▲3五歩のところ、▽4四飛と応じるのも同様に▲2六飛で良い。以下▽3五歩▲同角▽3四飛▲3六飛▽4四角は、▲同角▽3六飛▲4五桂と捌いて先手がはっきり優勢。

★この手順はいきなり攻めるのではなく、後手からの▽5五歩に対応しながらゆっくり良くする狙いである。

問題27:中盤の問題(15)

【先手:babsho 後手:相手】

後手が▽5二金左とした局面。ここで先手の次の一手は?

 

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【正解は▲6五歩】

【解説】

▽同歩には▲7四桂と王手をする。▽同歩は角交換から▲6四角で王手金取りがかかるため、▽9二玉と逃げるくらいだが、そこで▲9五歩と突いておく。

以下▽7四歩▲9四歩と進んだ局面は、一瞬桂損ながら次の▲9三歩成〜▲9四歩の攻めが受けにくく、先手が優勢。

★美濃囲いは金銀を剥がすより、まず小びん攻めを狙えないか考えてみよう。

問題28:中盤の問題(16)

【先手:babsho 後手:相手】

▽5四角と打ち、▽8七角成と▽3五歩の2つの狙いがある。先手はどう対処するか?

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【正解は▲4五桂】

【解説】

▽8七角成を受けずに▲4五桂と跳ねるのが正解。

▽8七角成は▲9五角▽8五飛▲8七金▽同飛成▲7四歩が切り返しの手順。一度▲9五角と打って攻め駒を足すのがポイントだ。

図以下は▽9四歩▲7三角成▽同銀▲同歩成▽同金▲6二角で先手優勢。

また正解手▲4五桂に▽4四銀と逃げるのは、2筋交換しておくくらいで良い。以下▽8七角成には同様に▲9五角からの手順で切り返しが効く。

正解手▲4五桂に▽2二銀と逃げるのは、▲2六角と打っておいて先手優勢。以下▽6二金には▲5六歩と突き、角を圧迫する方針で指せば良い。

★右玉で飛車を下段に引けている場合、筋違い角からの飛車先突破狙いには、あえて突破させて良くできないかを考えてみたい。右玉が良くなる変化が多いので。

問題29:中盤の問題(17)

【先手:babsho 後手:相手】

後手が▽4二玉と上がった局面。先手が攻めを継続するには?

 

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【正解は▲6一銀】

【解説】

▲6一銀と金取りに打つのが正解。

正解図以下▽6二金は、▲4四角▽同銀▲7一角▽9二飛▲6二角成▽同飛▲5二金から強引に飛車を取って先手優勢。

正解図以下▽5一金は、▲4四角▽同銀▲5三桂成▽同玉▲7一角と王手飛車取りをかけて先手優勢。

正解図以下▽6六角は、▲5二銀成▽同銀▲5三桂成▽同玉▲6六歩で、次に▲4四角、▲7一角、▲3一角と3つの厳しい狙いが同時に受からず先手勝勢。

★敵陣を一気に攻略したい場合、相手の金に狙いをつける手から読んでみよう。

問題30:中盤の問題(18)

【先手:相手 後手:babsho】

先手が▲4六歩と受けた局面。2枚替えに成功しており駒得の局面。後手の次の手は?

 

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【正解は▽4四歩】

【解説】

▽4四歩と打って、先手の▲4五桂を消しておくことで優勢を維持できる。

他の手だと先手から▲4五桂と打たれ、以下▽4四銀▲同角▽同飛▲2六角で、準王手飛車がかかってしまう。

★相手の狙いを消す事で、持ち駒の価値をおさえることに繋がる。自分が良い手を指すよりも簡単に形勢を維持できる。

 

次の問題集はこちら

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