babshoの将棋ブログ

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中盤・終盤力を磨く次の一手問題集(7)

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前回に引き続き、自分の将棋を題材にした次の一手の問題集を作ってみた。

※作成経緯は初回記事の冒頭にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

babsho.hatenablog.com

 

※問題63の問題図、解説を修正しました。

問題61:中盤の問題(38)

【先手:babsho 後手:相手】

▽9五歩とついてきた局面。1歩を取って▽4六歩の狙いだが、どう切り返す?

 

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【正解は▲同歩】

【解説】

堂々と▲同歩が正解。以下▽同香は▲7五角と出ておく。

以下▽9九香成▲同飛▽4六歩で困ったように見えるが、▲9一銀▽7一玉▲9二飛成と攻め合いに行っておいて十分戦える。

また▽9九香成に替えて単に▽4六歩は▲同金▽同角▲9五香で、▽9九香成に替えて▽9八歩は▲9四歩で、金損ながらこちらの攻めが急所に効いているため優勢だ。

問題62:終盤の問題(24)

【先手:相手 後手:babsho】

▲2二とと引いた局面。後手はどう指す?

 

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【正解は▽4二金】

【解説】

問題図は次に▲2三と▽同玉▲1四金以下即詰みを狙っており、この詰めろを読めるかどうかが最大のポイントだ。

詰めろを回避するために、玉の逃げ道を広げる▽4二金が正解だ。即詰みの筋さえ防いでしまえば先手から攻めの継続が難しく、後手優勢だ。

 

問題63:中盤の問題(39)

【先手:babsho 後手:相手】

と金が作られしまい、形勢が一気に崩れてしまいそうな局面。勝負型を維持するにはどうすれば良いか。

 

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【正解は▲4四角】

【解説】

▲4四角と角を捨てて、強引に1歩を入手するのが正解。飛車の成り込みを唯一阻止できる手だ。

以下▽同銀▲8三歩▽9二飛▲8七金と進んだ局面は、駒の損得はないものの相手の飛車の働きをおさえることに成功し、駒の働きの差で先手不満のない展開だ。

そのため▲4四角には▽7八とが有力だが、やはり▲8三歩▽9ニ飛と飛車効きをおさえることで、苦しいながらも実戦的にはまだ良い勝負だ。

 

問題64:中盤の問題(40)

【先手:babsho 後手:相手】

▽3五歩と打ってきた局面。先手はどう対応する?

 

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【正解は▲同銀】

【解説】

▽3六歩や▽3六金は見えるが、強く▲同銀と取るのが正解だ。いずれも▲7二成銀から攻め合えば良い勝負だ。

正解手の▲同銀に代えて▲4七銀と引くのは、▽8九歩成〜▽3六桂を見せられ、3六の歩を拠点に後手から手厚い攻めが続くことになってしまう。

 

問題65:終盤の問題(25)

【先手:相手 後手:babsho】

▽6六歩に▲6九飛と引いた局面。後手はどう攻める?(3手の読み)

 

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【正解は▽2六銀▲同歩▽2八銀】

【解説】

3手目の▽2八銀が決め手。以下▲同玉は▽3六桂以下の即詰みなので▲4八玉だが、▽3七桂成▲同銀▽同銀成▲同桂▽3六桂で攻めが決まる。

桂で取らせた後、桂頭に駒を打つ攻めは頻出であるため、覚えておきたい。

 

問題66:終盤の問題(26)

【先手:相手 後手:babsho】

▽3六歩▲同金と金を釣り上げたところ。後手はどう攻める?(5手の読み)

 

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【正解は▽4九飛成▲同銀▽2七金▲3九玉▽4七桂成】

【解説】

飛車を切り飛ばして▽2七金以下、先手玉を下段に落とす攻めが決まる。

次に▽3八歩以下の詰めろになっているが、先手は適当な受けが難しい。

正解図は後手玉が堅く、また先手が3八に効きを足しても▽9九とや▽8六飛など攻め駒を増やす手が複数あるため、はっきり後手が優勢だ。

 

問題67:中盤の問題(41)

【先手:相手 後手:babsho】

▽1五歩▲同歩と端の突き捨てを入れた局面。どう攻めていくか。

 

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【正解は▽4五歩】

【解説】

▽4五歩が正解。以下▲同歩は角交換から▽8六歩があるので▲同桂と応じるのが自然で、以下▽同桂▲同銀▽同銀▲同歩に▽4六歩が急所。

▲同金は▽6七銀の飛車角両取りの狙い。▽4六歩を打った効果で▲2四角と角を取る手を防いでいる。

そのため▽4六歩には▲同角が自然な応手だが、以下▽同角▲同金▽3四桂▲4七金▽2六歩▲同歩▽同桂といった要領で、後手が一方的に攻めて優勢だ。

 

問題68:中盤の問題(42)

【先手:相手 後手:babsho】

▲8六歩▽同歩とした局面。ここで後手の次の一手は?

 

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【正解は▽7五歩】

【解説】

強く▽7五歩が正解。▲7四歩で桂損が確定するため困ったように見えるが、▽7六金という露骨な手がある。

以下▲同銀▽同歩▲5九角は▽4九銀くらいで優勢。囲いの堅さに差がある場合は多少の駒損は気にせず強気に攻めて問題ない。

正解手に替えて▽8四飛と桂頭を受けるのは、▲5四歩▽同歩▲同飛から飛車を捌かれてしまい、先手が指せる局面である。

 

問題69:中盤の問題(43)

【先手:相手 後手:babsho】

▽6八歩成▲同金となった局面。飛車取りにあたっているが、飛車を逃げるか攻めるか。

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【正解は▽6七歩】

【解説】

飛車を逃げずに攻める▽6七歩が正解。

▲6四角と飛車を取るのは▽6八歩成▲同玉▽6六歩くらいで攻めが続く。

また正解手▽6七歩に▲同金はそこで▽5七桂成が決め手。

正解手▲6七歩に替えて▽6一飛などと逃げるのは、▲6六歩と飛車の効きを遮りながら桂取りに催促されてしまい、一気に攻めが細くなってしまう。

問題70:中盤の問題(44)

【先手:相手 後手:babsho】

▲2五歩とあわせてきた局面。受けにまわるか攻め合いにいくか、方針の分かれ目である。

 

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【正解は▽5四桂】

【解説】

攻め合いにいく▽5四桂が正解。次に▽6六歩〜▽3九角が狙いだ。

▽同歩と受けにまわると2六の棒銀と2八の飛車が一気に働いてくるため、攻めが遅いこの一瞬で攻め合いに転じるのが正しい大局観である。

 

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