babshoの将棋ブログ

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読む力を養う詰将棋問題集(3)

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前回に引き続き、詰将棋の問題集を作ってみた。

※作成経緯は初回記事の冒頭にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

babsho.hatenablog.com

※正解は1通りではなかったり、また駒余りの場合もある「詰む将棋」であることをご了承いただきたい。

問題21(詰めチャレ難易度:2404)

正解を表示

正解は▲4一角▽6ニ玉▲6三角成▽7一玉▲8三桂▽同飛▲6一龍▽同玉▲6ニ香▽同角▲7ニ金▽5一玉▲6ニ金 まで

 

問題が2400点超えということでかなり難易度が高い。初手▲6三金▽同玉▲6一龍が浮かぶが、▽6ニ金で詰まない。

正解は▲4一角で、以下▲6ニ玉▽7一玉に▲8三桂が第一のポイント。

▽同飛と取らせて飛車を二段目からズラし、守備力を低下させる。

以下▲6一龍▽同玉に▲6ニ香が第二のポイント。

単に▲5ニ金や▲7ニ金では詰まないが、▲6ニ香▽同角で6ニの地点に角を呼ぶことで、▲7ニ金からの詰みを演出している。

この問題の元ネタはこちら

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問題22(詰めチャレ難易度:2468)

正解を表示

正解は▲5七桂▽5四玉▲8一角▽6三桂▲4四金▽5五玉▲4五金▽5六玉▲4六金 まで

 

初手から手が広いが▲5七桂が正解。替えて▲3四角や▲3六角は▽5五玉、▲6三角は▽5四歩で詰まない。

▲5七桂▽5四玉に▲8一角が急所で、この手の発見が難しい。

以下▽6三に合い駒するのは▲4四金以下の正解手順にて詰む。

また▽5三玉は▲5四金▽6ニ玉▲6三金▽6一玉▲5ニ銀成▽7一玉▲7ニ角成で詰み。

 

▲8一角に替えて▲7ニ角は、▽5三玉と対応されて詰まない。

▲5三金▽6ニ玉▲6三金▽7一玉と対応される。8一から離して打つことで、7ニ角成を用意するように王手するのが大事だ。

この問題の元ネタはこちら

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問題23(詰めチャレ難易度:2157)

正解を表示

正解は▲4五銀▽4三玉▲3四馬▽4ニ玉▲6ニ龍▽同香▲5ニ金 まで

 

初手▲4五馬が効率が良さそうだが、▽4三玉▲4四銀▽5ニ玉と引かれると詰まない。▽5ニ玉を阻止するために、▲4五銀▽4三玉▲3四馬という手順で追うのが大事なところだ。

▽4ニ玉に▲6ニ龍がこの問題の決め手。以下は何で取っても▲5ニ金までの詰み上がり。

この問題の元ネタはこちら

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問題24(詰めチャレ難易度:1988)

正解を表示

正解は▲7三角成▽6一玉▲7ニ角▽同銀▲7一金▽同玉▲7ニ馬 まで

 

5一からの逃走ルートを防ぐために、初手は▲7三角成の一手。

以下▽6一玉▲7ニ角▽同銀に、▲7一金という捨て駒を発見できるかがこの問題の全てだ。

以下▽同玉に▲7ニ馬までの詰み。

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問題25(詰めチャレ難易度:2351)

正解を表示

正解は▲4四馬▽6ニ金▲7ニ香▽同玉▲8一銀▽7一玉▲7ニ金 まで

 

初手▲4四馬の発見がこの問題のほぼ全て。合い駒がないため後手は適当な受けがない。

以下▽6ニ金に▲7ニ香▽同玉▲8一銀▽7一玉▲7ニ金までの詰み。

この問題の元ネタはこちら

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問題26(詰めチャレ難易度:2372)

正解を表示

正解は▲7三馬▽6ニ桂▲4三桂▽6一玉▲6ニ龍▽同玉▲5一金▽7一玉▲9三角▽8一玉▲8ニ角成 まで

 

初手▲7三馬に▽4一玉は▲2三角以下の即詰みがあるため、6ニに合い駒をするのが最善だが、そこで▲4三桂と打つ。▲4三桂に▽4一玉は▲3一桂成▽同玉▲3三龍以下の詰み。

そのため▲4三桂には▽6一玉だが、ここで▲6ニ龍がこの問題最大のポイントである。

以下▽同金に▲5一金▽7一玉▲9三角以下の詰み。

この問題の元ネタはこちら

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問題27(詰めチャレ難易度:2216)

正解を表示

正解は▲5一飛▽4三玉▲5ニ銀▽同金▲4一龍▽4ニ歩▲5ニ銀▽4四玉▲3五銀 まで

 

▲5一飛▽4三玉に対し、3手目の▲5ニ銀がポイントだ。

以下▽3ニ玉は▲4一飛成▽同金▲同龍▽2二玉▲3一銀▽1ニ玉▲2ニ金までの詰み。また▽同金も正解手順のように進めて詰み。

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問題28(詰めチャレ難易度:2229)

正解を表示

正解は▲8ニ飛▽7ニ桂▲6一龍▽同玉▲7ニ飛成▽5一玉▲5ニ金 まで

 

初手は▲8ニ飛が正解。7ニに合い駒する手に対し、▲6一龍と切る手がこの問題の全てである。

以下▽同玉に▲7二飛成▽5一玉▲5ニ金までの詰み。

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問題29(詰めチャレ難易度:1955)

正解を表示

正解は▲5一金▽同玉▲4ニ金▽6一玉▲5ニ銀 まで

 

初手▲5一金の発見がこの問題の全て。

以下▽同玉に▲4ニ金で攻めの土台を確保し、▲5二銀までの詰み。

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問題30(詰めチャレ難易度:2281)

正解を表示

正解は▲4七飛▽4六歩▲3六金▽5五玉▲5四成桂▽5六玉▲4六金 まで

 

初手は▲4七飛が正解。以下▽4六の合い駒に▲3六金が決め手。

以下▽5五玉▲5四成桂▽5六玉▲4六金までの詰み。

 

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読む力を養う詰将棋問題集(2)

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前回に引き続き、詰将棋の問題集を作ってみた。

※作成経緯は初回記事の冒頭にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

babsho.hatenablog.com

※正解は1通りではなかったり、また駒余りの場合もある「詰む将棋」であることをご了承いただきたい。

※問題14の解説に不備があったため修正しました。

問題11(詰めチャレ難易度:2137)

正解を表示

正解は▲7ニ銀▽8ニ玉▲9四桂▽同歩▲8三歩▽9三玉▲9四歩 まで

 

途中の▲9四桂が急所で、この手が発見できるかが全ての問題。

▽同歩と取らせて相手玉の逃げ道をあえて作ることで、▲8三歩が打ち歩詰めにならないようにする工作である。

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問題12(詰めチャレ難易度:1977)

正解を表示

正解は▲6二銀▽4ニ玉▲4一金▽5ニ玉▲5四香▽同銀▲5三龍▽4一玉▲5一龍 まで

 

初手▲6ニ銀はこの一手。以下▽4ニ玉に▲4一金が最初のポイントだ。他の手では3一〜2ニの脱出ルートを防げない。

▲4一金に▽同玉は▲7一龍以下の詰みがあるため▽5ニ玉が最善の対応だが、そこで▲5四香と捨てるのが好手。

▽同銀と取らせることで龍の効きを通し、▲5三龍からの詰め上がりを演出する。

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問題13(詰めチャレ難易度:2082)

正解を表示

正解は▲7三銀打▽6三玉▲6二桂成▽同玉▲7四角 まで

 

初手▲7三銀打に▽同玉は▲8一角で詰むため▽6三玉が最善の応手だが、そこで▲6ニ桂成が発見できるかがこの問題の全てだ。

以下▽同金に桂を捨てて空いたスペースに▲7四角と打って詰み上がり。

邪魔駒消去のテクニックだ。

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問題14(詰めチャレ難易度:2124)

正解を表示

正解は▲4三角▽4ニ玉▲3三銀▽同金▲同桂成▽同玉▲3四金▽2ニ玉▲2一飛▽1三玉▲2三金 まで

 

初手▲4三角が最大のポイント。替えて▲4三銀は▽2一玉で詰まない。2一に引かせないために角でなければならない。替えて▲4三銀は▽同玉や▽2ニ玉で詰まない。

▲4三角に▽同玉は▲5三飛▽3ニ玉▲3三銀▽2一玉▲5一飛成以下の詰みなので、▲4三角には▽4ニ玉が最善の対応。そこで▲3三銀が急所の捨て駒

以下▽同金▲同桂成▽同玉▲3四金▽2ニ玉▲2一飛以下の詰め上がり。

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問題15(詰めチャレ難易度:2127)

正解を表示

正解は▲2八桂▽4五玉▲4六歩▽同玉▲3七金▽4五玉▲3六金 まで

 

単純な▲3七金や▲3七銀では、いずれも▽4五玉で打ち歩詰めになってしまう。

初手正解は▲2八桂で、この手の発見が全てだ。

以下4五玉に▲4六歩▽同玉▲3七金▽4五玉▲3六金までの詰め上がり。初手▲2八桂の効果で3六へ効きが増え、金を押し上げての詰め上がりを実現できた。

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問題16(詰めチャレ難易度:2235)

正解を表示

正解は▲6ニ馬▽同金▲8ニ金▽6一玉▲7ニ銀▽5一玉▲4ニ銀▽5ニ玉▲3三銀不成▽5三玉▲4ニ飛成▽6四玉▲2四飛▽同歩▲4四龍▽6五玉▲6六金 まで

 

初手正解は▲6ニ馬で、▽6一馬は詰まない。

▲6ニ馬以下▽同金▲8ニ金▽6一玉▲7ニ銀▽5一玉▲4ニ銀▽5ニ玉▲3三銀不成と、送りの手筋や空き王手を駆使して玉を追っていく。

以下▽5三玉▲4ニ飛成▽6四玉で一見詰まなそうに見えるが、ここで▲2四飛が決め手で、この手の発見がこの問題最大のポイントだ。

以下▽同歩▲4四龍▽6五玉に、さきほど入手した金を6六に打って詰み上がり。

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問題17(詰めチャレ難易度:2285)

正解を表示

正解は▲7ニ桂成▽同角▲7一龍▽同玉▲6二金▽8一玉▲7ニ金▽同玉▲8三角▽同銀▲7三銀▽7一玉▲6ニ銀打▽8一玉▲8ニ金 まで

 

初手▲7ニ桂成はこの一手。以下▽同角に▲7一龍が最大のポイントで、この手がほぼこの問題の全てだ。

▲7一龍以下▽同銀は▲7三桂不成▽9ニ玉▲8三金▽同角▲8一銀▽9三玉▲8三歩成▽同玉▲8四銀▽8二玉▲8三金まで、駒余りの詰み。

また▲7一龍以下▽同玉も、▲6ニ金から正解手順のように並べて詰み。

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問題18(詰めチャレ難易度:2291)

正解を表示

正解は▲2一馬▽2三玉▲1五桂▽同歩▲3ニ馬▽1ニ玉▲1一銀成▽1三玉▲1四香 まで

 

初手▲2一銀や▲1一銀成は▽1三玉で詰まない。

初手の正解は▲2一馬で、以下▽2三玉に▲1五桂の発見が重要なポイント。

▽同歩と取らせで1四に空間を作るのが狙いだ。以下▲3ニ馬▽1二玉に▲1一銀成が決め手。▽同玉は▲2一馬、▽1三玉は▲1四香でいずれも詰み上がり。

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問題19(詰めチャレ難易度:2021)

正解を表示

正解は▲5三角▽2一玉▲2ニ銀▽同飛▲同と▽同玉▲2三飛▽1ニ玉▲2四桂 まで

 

初手▲2ニ銀は▽同飛▲同と▽同玉、また▲2ニ角は▽同飛▲同と▽4ニ玉で、いずれもわずかに詰まない。

初手の正解は▲5三角。4二に合い駒するのは▲2ニ銀で詰むため▽2一玉が最善の応手だが、▲2ニ銀▽同飛▲同と▽同玉とシンプルにバラしていく。

以下▲2三飛▽1ニ玉で詰まなさそうだが、▲2四桂と跳ねてピッタリ詰み。

この問題にの元ネタはこちら

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問題20(詰めチャレ難易度:2296)

正解を表示

正解は▲2五桂▽2四玉▲3四金▽同玉▲3三角成▽2五玉▲2六歩▽同玉▲2九飛▽3六玉▲4七金▽3五玉▲4四馬 まで

 

▲2三金▽同玉▲3三角成や、▲2五桂▽2四玉▲2三金▽同玉▲3三角成と迫る手は、いずれも▽1ニ玉と逃げられたときにわずかに詰まない。

正解は▲2五桂▽2四玉に▲3四金と王手する手で、この手の発見が重要だ。

以下▽同玉▲3三角成▽2五玉で一見詰まないように見えるが、▲2六歩▽同玉▲2九飛と下段飛車を攻めに参加させるのが第二のポイント。

以下は▽3六玉に▲4七金▽3五玉▲4四馬で詰み上がり。

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次の問題集を作成しました

読む力を養う詰将棋問題集(1)

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これまで次の一手の問題集を記事にしてきたが、詰将棋についても記事にしてみようと思う。詰将棋次の一手と違って「詰ます」という明確な目的がある。繰り返し解くことで読みの力を養い、終盤力向上に効果的な勉強法だ。

詰将棋の題材は自作ではなく、将棋クエストの「詰めチャレ」という機能でブログ主が解けなかった問題の部分図で載せている。自分が見えにくい問題を集めることで、見えなかったものが見えるようになることが期待できる。

また次の一手問題と同様に、「どうすれば正解手を候補手として思いつくようになるか」を意識して、読みのポイントを自分なりに解説として残すようにしてみた。

 

問題は1記事あたり10問。

終盤力を伸ばす勉強法を模索している方は、是非解いてみてはいかがだろうか。

 

※正解は1通りではなかったり、また駒余りの場合もある「詰む将棋」であることをご了承いただきたい。 

問題1(詰めチャレ難易度:2233)

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正解は▲4五香▽同龍▲3三銀▽同玉▲2三金▽4四銀▲3三銀▽4三玉▲5ニ馬 まで

 

相手玉の45〜36の脱出ルートをどう防ぐかがポイントの問題。初手の▲4五香が最大のポイントで、▽同龍と取らせることで脱出ルートを防ぐことができる。

以降は▲3三銀のタダ捨てから▲2三金が効率の良い寄せ方。

なお、▲3三銀にかえて▲5ニ馬でも、以下▽3一玉▲3ニ銀▽同玉▲2三金▽2一玉▲2ニ銀で詰んでいる。初手▲4五香の発見が最大のポイントだ。

 

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問題2(詰めチャレ難易度:2288)

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正解は▲9三桂成▽7四玉▲8四龍▽6五玉▲8五飛▽6六玉▲7五龍▽5七玉▲4八金 まで

初手▲9三桂成で、空き王手にしながら8ニへの効きを残すのがポイント。▽7三玉と逃げるのは▲7五龍▽6ニ玉▲8ニ飛成▽5一玉▲5ニ桂成で詰む。途中▲8ニ飛成とできるのが8ニに効きを残した効果だ。

▲9三桂成には▽7四玉と逃げるのが最善だが、▲8四龍〜▲8五飛〜▲7五龍と玉を上部へ誘い、最後は▲4八金で詰め上がり。

 

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問題3(詰めチャレ難易度:2138)

正解を表示

正解は▲3ニ龍▽同玉▲3一金▽2ニ玉▲2三金▽同玉▲1五桂▽1四玉▲2三銀 まで

 

▲1五桂をどう実現するかを問われている問題。初手いきなり▲1五桂と打つのは▽1四玉で後手玉がゼットになってしまう。

初手は▲3ニ龍と切るのが正解で、以下▽同玉▲3一金▽2ニ玉に▲2三金と金を打つのが正解。

以下▽同玉▲1五桂で、どこに逃げても▲2三銀で詰み。金ではなく銀を残すというのがミソだ。

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問題4(詰めチャレ難易度:2311)

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正解は▲3ニ銀成▽同銀▲3一角▽同玉▲4三桂▽同銀▲2ニ金▽同玉▲4ニ飛成▽3ニ飛▲3一角▽1ニ玉▲2ニ金▽1三玉▲3ニ金▽1ニ玉▲2ニ角成 まで

 

▲3一角の詰み筋をどう実現するかを問われている問題

初手は2枚ある角を生かして▲3一角と捨てる。以下▽同玉に▲4三桂が急所の一手。

▽同歩は▲4ニ金以下簡単な詰みなので▽同銀だが、▲2ニ金と送りの手筋が決まる。

以下▽同玉▲4ニ飛成と一間龍のかたちを作り、▲3一角の筋を実現させて詰み上がり。

 

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問題5(詰めチャレ難易度:1945)

正解を表示

正解は▲6一飛▽4ニ玉▲4三香▽同金▲5ニ金▽同金▲4一金▽3ニ玉▲3一金▽2ニ玉▲2一金▽1ニ玉▲1一金▽2ニ玉▲2一龍 まで

 

手がかりがほとんど無さそうだが、▲6一飛▽4二玉に▲4三香が急所で、思いのほか簡単に寄る問題。

▽同玉は▲4一龍▽4ニ銀▲3四金▽同玉▲3ニ龍以下の詰み。

そのため▲4三香には▽同金が最善だが、▲5ニ金と捨てるのが好手で、▽同玉は▲6ニ飛成、▽同金は▲4一金以下の詰み上がり。

 

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問題6(詰めチャレ難易度:2259)

正解を表示

正解は▲3五金▽5五玉▲4五金▽同玉▲3五龍 まで

 

中段玉は上下から包むように寄せる必要があるため難しい。この問題も下手に龍を動かしてしまうと5三〜4ニと脱出されてしまうので注意が必要だ。

初手の正解は▲3五金と打つ手で、この手の発見がこの問題の全てだ。

これに対して▽5三玉は▲4五桂で詰む。そのため▽5五玉と逃げるしかないが、そこで▲4五金と捨ててから▲3五龍で詰む。

初手にいきなり▲4五金と打つのは、▽5三玉と引かれた時に4五桂が打てないため詰まない。▲3五金と打ち5三玉を消してから▲4五金と捨てるのが重要な手順だ。

 

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問題7(詰めチャレ難易度:2118)

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正解は▲5ニ龍▽7四玉▲6五角成▽同玉▲6三龍▽7五玉▲6六角▽8六玉▲8七歩▽8五玉▲6五龍 まで

 

初手の王手は▲5ニ角成と▲5ニ龍しかないが、▲5ニ角成は▽7ニ玉と引かれて継続手がないため失敗する。

初手の正解は▲5ニ龍で、以下▽7四玉に▲6五角成と捨てる手を発見できるかがこの問題のポイント。

▽8四玉と逃げるのは▲6六角以下簡単な詰みなので▽同玉しかないが、▲6三龍▽7五玉▲6六角以下、比較的簡単な詰みである。

 

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問題8(詰めチャレ難易度:2006)

正解を表示

正解は▲6ニ成桂▽同香▲6一銀▽8ニ玉▲7ニ金▽9ニ玉▲8ニ金打 まで

 

初手▲6ニ成桂の発見が全てで、以下は簡単な並べ詰みなのだが、ブログ主は発見できなかった。

例えばこの問題が以下のような簡略化された問題であれば、発見が容易だと思う。

問題図の局面は8六に香車がいて▲8三香成を読んでしまうなど、候補手が多い増えている分惑わされてしまった人も多いかと思う。

 

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問題9(詰めチャレ難易度:2316)

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正解は▲3六銀▽同玉▲3七金▽2五玉▲3六角▽3四玉▲5四龍▽4四香▲4五角▽2四玉▲4四龍▽3四桂▲2五歩▽同玉▲3六金▽1五玉▲1六歩▽2四玉▲2五香 まで

 

相手玉の応手が広く、30秒という時間制限のある詰めチャレではかなり難しい問題。中段玉を上下左右から包むように寄せられるかを問われている。

まず▲3六銀▽同玉▲3七金までは自然な手順で、ここでは▽2五玉以外にも▽3五玉、▽4五玉の応手がある。

▽3五玉には▲5三角成▽4四香▲4六金▽3四玉▲4三角▽2四玉▲2五歩以下、▽1三玉は▲3一角成、▽1五玉は▲1六歩▽2六玉▲4四角成以下の詰み。

▽4五玉には▲4六金▽3四玉▲5四龍▽4四歩▲同龍▽同玉▲6ニ角以下の詰みである。

 

そのため最も粘るなら▽2五玉だが、▲3六角▽3四玉▲5四龍▽4四香に▲4五角が好手で、この手の発見がこの問題の重要なポイントだ。

以下▽2四玉に▲4四龍▽3四桂▲2五歩▽同玉▲3六金以下の詰みである。

 

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問題10(詰めチャレ難易度:2302)

正解を表示

正解は▲4六銀▽4四玉▲5六桂▽5四玉▲4五角▽6五玉▲8五飛成 まで

 

正解手にもある▽6五玉に▲8五飛成で詰むこと、また▽5三玉の時に▲4二飛成があることを意識して相手玉を寄せていきたいところ。

初手▲4六銀に▽5六玉は▲4五角▽6五玉▲8五飛成で詰む。

また▽5四玉には▲4五角▽4四玉▲5六桂▽5三玉▲4ニ飛成で詰む。

正解手順の▽4四玉も、桂と角を打つ順番が逆転するだけである。

途中の▲4五角が6三の地点へ逃さない好手だ。

 

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次の問題集を作成しました

【将棋の勉強法】強くなるために最も大切なのは継続すること

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将棋というゲームは複雑で、簡単には強くなれないゲームだ。何年も続けているのに強くなれない...そんな風に感じている人も多いのではないだろうか。

強くなるために何が大切か?と聞かれると、間違いなく「続けること」だと答える。そのためにも、将棋の勉強を「習慣化」するのが大切だ。

本記事では将棋を習慣化が大切な理由や、習慣化するための具体的な方法、また絶対に習慣化しておいたほうが良い将棋の勉強法について解説する。

 

【ブログ主の将棋歴】

  

 

強くなるために続けることが大切な理由

将棋は詰め込んでもすぐに強くなれないゲーム

続けることの大切な理由の1つ目は、「将棋はちょっと詰め込んだくらいでは強くなれない」からだ。

将棋は他のゲームに比べて複雑さが段違いである。将棋は1つの局面で平均80通りの手があると言われている。将棋の1局の手数は短いものでも60手程度はあり、単純な局面の分岐数を計算すると膨大な局面数になる。

 

実際には各局面で有力な候補手は多くても5〜6手程度であることがほとんどだが、それでも内容が同じ将棋はほぼ現れない。

つまり、将棋はちょっとセオリーを覚えれば勝てるような単純なゲームではなく、長い時間をかけて正解手を導き出せる考え方を身につけていくものなのだ。

 

将棋は離れると弱くなるのが早い

続けることが大切な理由の2つ目として、「将棋は離れるとすぐに弱くなる」からだ。どちらかといえばこちらのほうが大事な理由だと言える。

例えばブログ主の場合、最も将棋に打ち込んだのが大学在学中で、棋力はアマ五段(将棋倶楽部24で2400点程度)まで到達したことがある。

しかし社会人になってからは将棋から大きく離れた。今年の2月に久々に再開した当初の棋力は、アマ二〜三段程度まで落ちていた。

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再開後にすぐ棋力が戻ったのかと言うと、残念ながらそんなことはなかった。

再開後は毎日将棋をやっていたが、1ヶ月近くは三段だった。3ヶ月以上継続することで、ようやく将棋倶楽部24で五段(2300点)に戻ってきたが、それでも一番打ち込んでいた当時の棋力までは戻せていないのが現状だ。

これはあくまでブログ主の例だが、将棋は一度離れると弱くなるのがとても早く、そしてその棋力を戻すのがとても大変なのだ。

 

継続するための習慣化の方法

「毎日絶対にできる」時間と内容を習慣化する

ここからは習慣化の具体的な方法について解説する。

習慣化する上で大切なのは、「毎日絶対にできる時間」と「毎日絶対にできる内容」を行うことだ。

例えば、社会人であれば仕事が忙しく残業が発生することがあるだろう。学生であれば勉強や部活が忙しくなり、自由に使える時間が増えることもあるだろう。

それ以外にも、友達付き合いなど急な予定が入ることがあると思う。そのような想定外なことが起こっても、毎日絶対に続けられる時間と勉強内容を決めるべきだ。

 

人によっては10分程度しかないかもしれないが、10分を甘く見てはいけない

例えば「将棋クエスト」というアプリに「詰めチャレ」という機能がある。30秒で実戦詰将棋を1題解くというもので、10分あれば毎日20題解くことができる。毎月やれば600題1年通せば7200題を解くことになる。これだけの実戦詰将棋を解けば、1年後には相当終盤力が向上するだろう。

 

勉強時間を最初から長く設定するのはおすすめしない。できなかった時に挫折して将棋から離れてしまうきっかけになるからだ。時間は「少なすぎるかな?」と感じる程度からはじめて問題ない。継続しているとそのうち物足りなく感じるようになるので、そうなってから時間を伸ばせば良い。

 

また時間だけでなく、勉強内容も「絶対にできる」ものをチョイスすべきだ。例えば詰将棋が嫌いな人が無理にそれをやる必要はなく、実戦が好きなら実戦をやれば良い。苦になる勉強法を続けるのは挫折のキッカケになる。挫折せず続けるのが強くなるために最も大切なことだ。

 

このように、「絶対にできる時間」「絶対にできる内容」の2つを継続していくことで、その人なりの習慣化ができるようになるはずだ。

 

絶対に取り入れるべき勉強法

取り入れるべき勉強法は「振り返り」の1点のみ

習慣化する勉強法は何でも良いが、どんな勉強法を取り組むにしても絶対に取り入れるべきなのは「振り返り」だ。実戦であれば感想戦をやること、詰将棋であれば解けなかった問題の回答を確認して解き直そう。

 

振り返りの重要性を確認するために一つ例を考えてみたい。以下の2人だと、どちらの勉強法のほうが上達するだろうか。

  • Aさん: 実戦を毎月100局指す 感想戦を全くしない
  • Bさん: 実戦を毎月30局指す 感想戦を1局あたり5分やる

 

答えは間違いなくBさんである。

Aさんのほうが実戦数は3倍以上で、費やしている勉強時間もBさんの倍以上はある。ただ感想戦を全くしないというのが問題だ。自分の将棋のどこが良かったのか、どこが悪かったのかを理解しないまま指し続けており、棋力向上が望めない。

一方Bさんは対局数こそAさんより少ないが、振り返りで1局ごとに良かった手、悪かった手を認識しているため、着実にステップアップできている。良かった手は再現性を高め、悪かった手は再現性を抑えるように意識しながら取り組める。

 

たった5分の差だが、1ヶ月、1年という長い期間で考えた場合、この5分の振り返りの有無が大きな差となって棋力に反映される。振り返りをやるかどうかで、将棋の棋力が伸ばせるかが決まるといっても過言ではない。

 

振り返り対象蓄積のススメ「バックログ

ただ振り返りを疎かにしてしまう人の多くは、「振り返りの重要性は理解している」という人がほとんどではないだろうか。実戦で負けて熱くなり、感想戦をやらないまま次の対局を行って、結局振り返りをしないという人は多い。

そんな人におすすめなのが、振り返り対象を「貯めておく」ことだ。ブログ主は「バックログ」と呼んでいる。要は、対局後にすぐ感想戦をするのではなく、後で振り返る対象としてわかるように貯めておくのだ。

 

例えば毎日実戦をやるのであれば、それを翌日の勉強の初めに振り返るようにしたり、あるいは週末にまとまった時間を確保できるのであれば、そこで貯めておいた振り返りリストを消化していくような感じだ。

実戦は局後すぐだと冷静に振り返れないことも多いが、時間が経つと冷静に振り返りができることが多いので、勝負に熱くなりやすい人ほど効果的だ。ブログ主も再開直後は朝に実戦、夜に振り返りの「バックログ」を習慣化していた。

 

この記事のまとめ

  • 将棋で強くなるために最も大切なのは「継続すること」である。
  • 絶対にできる時間」「絶対にできる内容」を習慣化する。
  • 振り返りは絶対に取り入れる。毎日が難しいなら「バックログ」にする。

 

今日から何か習慣化したいという方へ 次の一手問題集

 

今日から何か習慣化したいという方へ 詰将棋問題集 

ブログ主の将棋歴を真面目に書いてみた

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ブログを読んでもらっている方々に、「お前は誰だ」とツッコミを入れられている図を想像して、ブログ主の将棋歴を書いておこうと思う。

しかし将棋歴って一体何を書けば良いのだろうか...良い感じのテンプレートでもあれば良いのだが、調べても見つからないため思いつくだけの項目をあげてみた。

基本項目 

経験年数:10年程度

高校まではいくつかの趣味の中の1つという位置づけで、遊びで指す程度。大学で将棋の棋書を読んで勉強するようになった。本腰入れてやったのは大学の4年間。

棋力:4段〜5段程度

2021年6月現在のオンライン将棋の棋力は以下の通り。

 

将棋倶楽部24:五段

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・将棋ウォーズ(10秒):四段

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・将棋クエスト詰めチャレ:六段

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棋風:じっくりと指す居飛車

攻めはあまり得意ではなく、どちらかと言えば受け将棋。

思考:長考派

読みがあまり早くないため、じっくりと時間を使って着手するタイプ。

 

戦法経験(居飛車) 

戦法 習熟度 コメント
矢倉 経験がある戦型のため苦手意識はない。
角替わり 経験がある戦型のため苦手意識はない。
相掛かり 経験がある戦型のため苦手意識はない。
横歩取り 経験があるが、あまり得意ではない。
雁木 経験が少なく、あまり得意ではない。

戦法経験(対振り飛車) 

戦法 習熟度 コメント
四間飛車 経験がある戦型のため苦手意識はない。
三間飛車 石田流に対して苦手意識がある。
中飛車 経験がある戦型のため苦手意識はない。
対向かい飛車 経験が少なく、あまり得意ではない。

 

序盤・中盤・終盤の思考傾向

序盤

大学時代に居飛車の基本戦型「矢倉」「角替わり」「相掛かり」「横歩取り」を一通り勉強したが、棋書に書かれている細かい変化を暗記するという勉強が向いていなかったため、序盤研究でリードを奪うというのは早々に諦めた。

序盤は「悪くなりすぎない」ことを目標に駒組みをすることを意識している。そのため、激しい変化を避ける傾向が強い。

 

中盤

中盤は大きなミスをしないよう意識しており、自分から利益拡大を狙うより、相手の狙いを読んで利益損失しないことを心がけている。序盤研究をあまりしていない分、中盤は互角または劣勢で迎えることが多いため、このような思考傾向になっていると思う。

一方で序盤リードを取る経験が少ない分、そのリードを拡大するのがあまり得意ではないので、この点は中盤の課題だと思っている。

 

終盤

終盤の詰将棋や必死問題は、可もなく不可もなくというレベルである。最短で勝つという棋風ではなく、遠回りをしてでもわかりやすく勝つことを目標にしている。そのため、長期の終盤戦や泥試合に大きな苦手意識はない。

その反面、1手を争う接戦の終盤や、超手数の読みが要求されるような難解な終盤戦は苦手である。詰み逃しや頓死はかなり多いが、この点は仕方がないと割り切っている。

 

ブログ主コメント

ブログ主は将棋を本格的に打ち込んだのがやや遅く、若い頃の爆発的に棋力が向上する機会を逃している。ただ打ち込むのが遅かった分、強くなるためにやったことの記憶が鮮明であるため、そういった経験を言語化して紹介できればと思う。

 

中盤・終盤力を磨く次の一手問題集(6)

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前回に引き続き、自分の将棋を題材にした次の一手の問題集を作ってみた。

※作成経緯は初回記事の冒頭にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

babsho.hatenablog.com

 

問題51:終盤の問題(22)

【先手:相手 後手:babsho】

▲6四角成として、角取りに攻めを催促してきた局面。後手はどう指す?

 

正解を表示

【正解は▽5六銀】

【解説】

▽5六銀と角に紐をつけながら▽4七銀成を狙うのが正解。後手は▲6五馬と指すしかないが、▽同銀と取っておく。

一見すると攻めが遠のいたように見えるが、次の▽5六桂が厳しい狙いとして残っているため、後手の優勢が続く。

★相手の価値の高い馬との交換なので、釣り合いは取れている。自分の駒の効率だけでなく、相手の駒の価値も考えよう。

問題52:中盤の問題(30)

【先手:babsho 後手:相手】

▽7六歩と角取りに歩を伸ばした局面。先手はどう対応する?

 

正解を表示

【正解は▲6八角

【解説】

冷静に▲6八角と引くのが正解。以下▽5五角は▲6六歩、▽5六歩は▲同銀▽同銀▲同金と対応すれば、▲3三歩成で桂得する手が残っており先手が優勢だ。

問題図の局面では▽7七歩成▲同桂が銀取りになることに注目して、▲3三歩成と攻め合いに行く変化も考えられるが、それには▽5六歩から攻め合いにこられて後手優勢。

★「実質」桂得なので、駒損しない変化を選べば自然に戦力差を作り出せる。

問題53:中盤の問題(31)

【先手:相手 後手:babsho】

 ▽3七歩成に▲2九歩成と引いた局面。後手はどう指す?

正解を表示

【正解は▽3三桂】

駒の損得はないが、と金ができているため問題図の局面は後手が優勢。と金の厚みを生かして先手の攻めをおさえる方針で指していきたいところだ。

正解は▽3三桂と跳ねて、先手の攻めの要の1つである銀を狙う手。▲7五桂と攻めてくる手に対しては、▽4五桂▲6三桂成▽同金と、局面をスッキリさせるとわかりやすい。

なお実戦ではその▲7五桂を消して▽7四歩と受けたが、▲6五歩が非常に厳しく先手が息を吹き返す展開になってしまった。

★受けにまわる時はケアする場所を明確にすることが大切である。この局面でこちらが最も攻められたくないのは角頭。そこを狙っている銀を追い返すのは自然な発想だ。

問題54:中盤の問題(32)

【先手:babsho 後手:相手】

▲8五桂に▽8四銀左とかわした局面。ここで先手はどう指す?

 

正解を表示

【正解は▲4五桂】

【解説】

桂馬の入手をはかる▲4五桂が正解。先手は桂交換すると▲7四桂の狙いがある。

▲4五桂以下は▽同桂▲同歩▽7三歩▲9三歩▽同桂▲同桂成▽同香▲8五桂▽9四香▲7三桂成▽同金▲8五歩▽9五銀▲7七角が進行の一例だ。

先手桂損ながら、次に▲8七桂や▲5六歩を狙って十分戦える形勢だ。

★攻めに参加している駒が少ないときは、攻め駒の入手をはかる手を候補にしよう。

問題55:中盤の問題(33)

【先手:相手 後手:babsho】

先手が右玉が囲いに入る前に▲4五歩▽同歩▲同銀と動いてきた局面。後手はどう切り返す?

正解を表示

【正解は▽6五桂】

【解説】

▽6五桂と反撃するのが正解。以下▲9五角と王手するのは▽5三玉▲5六銀▽9四歩▲6八角▽4五桂と反撃して後手が互角以上に戦える。

正解手▽6五桂に▲6六角は▽5七桂成と成り捨てる。

以下▲同飛▽4五桂と切り返して後手優勢。

★右玉の玉側の桂は戦いがはじまったら▽6五桂と跳ねて活躍できることが多い。

問題56:中盤の問題(34)

【先手:相手 後手:babsho】

後手からの▽3六歩〜▽3五歩に備えて、▲6八角と引いてきた(▽3五歩に▲4五歩と突き返す狙いだ)。後手はどう指すか?

正解を表示

【正解は▽3六歩】

【解説】

それでも▽3六歩が正解。以下▲同金▽3五歩▲4五歩にあっさり▽3六歩と取り込んでしまうのが良い。以下▲2四角と角は取られるが、▽3七歩成▲同銀▽4五桂と進めば、駒得をしながら後手の重たかった攻め駒が全て捌ける。

★局所的な戦いになった場合、角の価値は大幅に低くなる。ましてこのような2枚替えとなる変化は遠慮せず挑んでいこう。

問題57:中盤の問題(35)

【先手:相手 後手:babsho】

先手の飛車先交換に反応して、▽3五歩▲同歩としたところ。ここで後手の継続手は?(以降の展開も含めて)

 

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【正解は▽同銀】

【解説】

シンプルに▽同銀が正解。以下▲2九飛は▽3六歩が厳しいので▲3四飛と銀に当てる。

▲3四飛には▽4四銀とじっと引くのが冷静で、そこで▲2四飛と戻る手には▽3六歩▲同銀▽1四角と打つのが狙い筋だ。

▲2五歩と銀取りを受けたいのだが、飛車の退路が無くなり▽2三金で捕まる。

また▲2四飛と戻るところを▲4五歩と指す手も見えるが、それには▽2三金▲3六飛▽3五歩▲2六飛▽2五歩▲同桂▽4五桂と巧みに対応する。

上図は▽3七桂成や▽2四歩の狙いが残り、後手が優勢だ。

★土井矢倉の陣形には▽1四角が頻出手筋なので覚えておこう。

問題58:中盤の問題(36)

【先手:相手 後手:babsho】

▲3五歩と突いてきた局面。後手はどう応じる?(3手の読み)

正解を表示

【正解は▽1四歩▲同香▽1三歩】

【解説】

手持ちの1歩を生かして、香車を取りに行くのが正解。

正解図以下▲同香成は▽同銀で後手が香得になる。

★釣り上げた香を2歩持って取りに行く手順を覚えておこう。

問題59:中盤の問題(37)

【先手:相手 後手:babsho】

ミレニアムの偏った陣形を咎めるべく、先手が▲6四歩▽同歩▲6三角と打ち込んできた。後手はどう対処するか?(正解手とその後の読みも含めて)

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【正解は▽3五角】

【解説】

▽3五角と打つのが正解。以下▲5四角成に▽8六歩▲同歩▽8七歩が狙い。

次に▽8八歩成▲同金▽6八角成と進めば、後手も手を作れるようになるのでミレニアムの堅さが生きる展開となる。

先手が▲5八金などと受ければ、▽5三金▲3六馬と馬を追い払った後に▽8六飛と走っておいて十分である。

★7八金型に対して▽3五角や▽2四角と打ち、▽8七歩と垂らす手筋を覚えておこう。

問題60:終盤の問題(23)

【先手:babsho 後手:相手】

▽2八歩と打った局面。先手はどう指すか?

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【正解は▲7二角成】

【解説】

▲7二角成と馬を切るのが正解。以下▽同金に▲7六桂▽6三金左▲5二銀で攻めが継続できる。

▲7二角成と切らずに▲7六桂や▲5六桂でも先手が十分だが、▽4五銀と角を切る手を防がれるとやや攻めが細くなるので、切ってしまったほうがわかりやすい。

★4四の銀を守備に機能させない目的で、角を切ってしまうのが良い。

中盤・終盤力を磨く次の一手問題集(5)

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前回に引き続き、自分の将棋を題材にした次の一手の問題集を作ってみた。

※作成経緯は初回記事の冒頭にまとめているので、興味がある方はご覧ください。

babsho.hatenablog.com

問題41:中盤の問題(22)

【先手:相手 後手:babsho】

▲7五角と出たところ。後手はどう指すか?(3手の読み)

 

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【正解は▽同飛▲同歩▽4五桂】

【解説】

後手玉がしっかりしているので、ここで一気に戦いに持ち込みたいところ。勢いよく飛車を切って▽4五桂が正解。

▲同桂に▽2七角が厳しい。▲同玉は▽4八角成なので▲3九玉と逃げるが、▽4六歩▲同銀▽4七歩で攻めが決まる。

★攻め駒が少ない時は局地的な攻めで戦力を集中させよう。戦場から離れた駒(この場合は飛車)を切って、目標の場所に投資しよう。

問題42:中盤の問題(23)

【先手:babsho 後手:相手】

後手が早繰り銀から銀交換をした局面。先手の次の手は?

 

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【正解は▲6一銀】

【解説】

ここで▲8七歩▽8二飛とシンプルに進めても1局だが、後手から▽1五歩▲同歩▽1七歩という端攻めの明確な狙いがあるため、主導権を握られやすい。

▲6一銀と打つのが面白い手で、以下▽5一金や▽6二金は▲9五角で決まる。

▲6一銀には▽4三金の応手が最善で、以下▲7七桂と跳ねておく。▽7六歩には▲9五角▽8二飛▲6五桂▽8五飛▲6二角成▽6五飛▲5二銀で、桂損ながら後手玉に攻めかかれる展開になる。

★下段飛車の構えをしている時は、▲8七歩以外の反撃がないか考える癖をつけよう。 

問題43:中盤の問題(24)

【先手:相手 後手:babsho】

▽7六歩▲同金と先手の金が釣り上がったところ。後手は攻めを継続させたいが、どう手を作るか?(3手の読み)

 

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【正解は▽7五歩▲同金▽8六歩】

【解説】

▽7五歩で金を更に釣り上げてから▽8六歩が正解。

以下▲同歩▽同飛▲8七歩に▽6六飛で、飛車の成り込みを狙っていくのが厳しい。

★飛車は縦横の2方向に使おう。

問題44:中盤の問題(25)

【先手:相手 後手:babsho】

先手が桂損ながら銀をぶつけてきた局面。後手の正しい応手は?

 

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【正解は▽6三歩】

【解説】

▽6三歩と下から受けるのが正解。以下▲6四銀▽同歩▲同飛には▽5五角の反撃が厳しく、▲6九飛▽3六桂▲1八玉▽4八銀で後手勝勢。

正解手▽6三歩に▲7四銀と出て次の▲6三銀成〜▲7二角を狙う手に対しては、▽5一飛とその狙いを受けておけば、後手の桂得が残ってはっきり優勢。

★相手の飛車を狙いに反撃する変化は有力であることが多い。

問題45:終盤の問題(20)

【先手:相手 後手:babsho】

▽5六銀に▲6六歩と角筋を受けた局面。後手の攻めの継続手は?

 

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【正解は▽4五桂】

【解説】

▽4五桂と5七の地点を狙うのが正解。以下▲5六歩と銀を取る手には、▽5七金▲5九玉▽2九銀不成が、次の▽6七桂を見せながら遊び駒の銀を活用する決め手。

★玉だけで守っている地点を局所的に攻める手は猛烈に厳しい。

問題46:終盤の問題(21)

【先手:相手 後手:babsho】

▽3二角に▲7一龍と逃げた局面。手番を握った後手はどう攻めていくか?正解手以降の展開も読んでみてほしい。

 

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【正解は▽6八銀成】

【解説】

▽6八銀成とシンプルに飛車を取るのが正解。

以下▲同金引は▽5九飛と打ち、▽2九飛成〜▽7六桂の攻めを狙うのが早い。

また正解手▽6八銀成に▲同金寄は、▽5四馬と引いて薄くなった8七の地点を狙うのが厳しい攻めだ。

★終盤は守りの金を剥がす手だけでなく、守りの金をズラす手も敵陣の守備力を下げられるので価値が高い。

問題47:中盤の問題(26)

【先手:babsho 後手:相手】

▽3二玉と飛車成りを受けてきた局面。先手が攻めを継続するには?

 

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【正解は▲2二金】

【解説】

駒の効率は悪いが、▲2二金と打つのが正解。

以下▽4一玉に▲2一金と桂馬を取っておき、飛車を成れるようにしておけば確実に攻めを継続できる。

★価値の低い手(2ニ金)を指す代償に、価値の高い手(2三飛成)を指せるのであれば十分に有力。

問題48:中盤の問題(27)

【先手:babsho 後手:相手】

▽5四同銀と歩をとった局面。先手はどう指す?

 

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【正解は▲7五歩】

【解説】

▲7五歩が攻めの継続手で、以下▽同歩は▲7四歩▽同銀▲7二角の筋を狙う。

また▽4三銀と引く手には、▲4五歩▽同歩▲7四歩▽同銀▲7二角で馬を作る狙い。

★相手の飛車の小びんに角や銀を打つ手は常に狙いにいれよう。そのためには飛車の斜めを守っている駒に働きかけるのが重要だ。

問題48:中盤の問題(27)

【先手:babsho 後手:相手】

▽6五同歩と後手が銀を取った局面。先手の次の一手は?

 

正解を表示

【正解は▲4八玉】

【解説】

問題図の局面、後手からは次に2つの狙いがある。

一つは▽7五角と打つ手。これは直前の6五歩と連動しているので、気付きやすい。

もう一つの狙いが気付きにくく、▽2八銀と打つ手である。▲同飛は▽3九角の王手飛車取りの狙いで、飛車が逃げれば▽3七銀成と桂を取る狙いである。

これらを両方受けるためには、正解手の▲4八玉しかないのだ。

★2つの狙いに共通的な対象がある場合、原則その駒を移動させるしか受けはない。

問題49:中盤の問題(28)

【先手:相手 後手:babsho】

右玉の中盤戦。先手は▲4七金と桂頭をカバーしてきた。後手の次の一手は?

 

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【正解は▽5五銀】

【解説】

▲4七金型に対しては▽3五歩とは行かずに、▽5五銀とぶつけてしまうのが良い。

以下▲6七銀は▽6五歩で攻めが続くので、▲同銀▽同歩となるのが自然。

銀交換をした後、後手は▽7二玉を入れた後に▽4九角と打つのが狙い筋となる。

★角替わりで角銀を持って飛車を狙いに手を作るのは常套手段だ。

問題50:中盤の問題(29)

【先手:相手 後手:babsho】

前問49から数手進んだ局面。後手はどう指すか?

 

正解を表示

【正解は▽4九角】

【解説】

前問でも解説で示した▽4九角が狙いの一手だ。▲4八金や▲5八銀には▽3九銀や▽2七銀で飛車に働きかければ、角が捕まることはない。後手からは次に▽6七銀〜▽5八角成という手順が狙いとなる。

この筋を指す前に▽7二玉と寄っておくのが重要で、もし▽6二玉のまま仕掛けてしまうと、▲4八金▽3九銀▲1七角と、王手をかけながら飛車に紐をつけられてしまう。

★角替わりで角銀を持って飛車を狙いに手を作るのは常套手段だ。

 

次の問題集はこちら 

babsho.hatenablog.com