将棋ウォーズ6日目:高段者の攻めを体感する
金曜日、今日が終われば土日休みだ。
今週は毎朝の仕事前に指しているが、将棋の内容は仕事に向かうモチベーションにかなり影響することを知った1週間だった。
勝ち負けというよりは内容かな、頓死をした日は立て直すのが大変だった(笑)
まぁ、それだけ意欲的に取り組めているということだろう。
今日はウォーズをはじめて最高段位の「五段」の方との対局をピックアップしよう。
五段はもう高段者と言って差し支えないだろう。まだ級位者で勝率も特別高くない俺がなぜマッチングしたのが不思議ではあるが。
今日の棋譜:1手損角替わり 早繰り銀 対 右玉
今日の棋譜はこちら。五段との対戦(10秒将棋)
序盤:屈服がやむなしの理由
【先手:相手 後手:bobsho】
後手番で一手損角替わりになった。別に得意でこのかたちを選んでいるわけじゃない。他の戦型がわからないだけだ。
さて、ここで勢い▽4四銀とぶつけたいところだが、無視して▲2四歩と攻められる手があることを知っておかなければいけない。
▽3五銀は▲2三歩成で先手が優勢だ。
なので、悔しいが▲3四歩には▽2二銀と屈服しておくしかない。
まぁこれで一方的に悪くなるわけではない。
しっかり右玉に囲った後に▽3三歩から壁銀を解消に行くのが楽しみである。
中盤:壁銀の解消はできないのか...?
【先手:相手 後手:bobsho】
さぁ、右玉に囲ってから▽3三歩とあわせていった。
▲同歩成▽同銀▲3四歩▽4四銀、俺が対右玉を相手にしてた時、たいていこんな感じで捌かれてまずくなった記憶があった。
しかし、以下のように非常にシンプルに進められてまずいことに気付く。
非常にシンプルな攻めだが、あれ...なんか適当な受けがないなぁ...
本譜は▽3一金と引いたが、▲2三飛成の時に反撃の手が全然なくて困る。
おそらくは先手の序盤の駒組みに無駄がなく、しっかりと囲えているからなのだろう。
う〜む、▽3三歩の合わせができないとなると、ひたすら待機しておくしかなかったか。今度右玉を相手にすることがあれば試してみたいものだ。
終盤:高段の寄せを体感する
【先手:相手 後手:bobsho】
終盤はもはや一方的である。
▽5二銀と受けたところだが、ここで▲5四歩が10秒将棋とは思えないほど冷静だ。
俺ならチキって龍を逃げてしまいそうだが、高段は逃げない手から考えるのだろう。
ここで投了、やはり五段は格が違った。
今日の学び:悪い時には1つだけ楽しみを見つけよう
いやぁ、この対局は先日の四段に完敗した将棋と同じくらい、こちらに希望のない終盤だった(笑)
やはり形勢が悪くても、何か楽しみを作らないと逆転勝ちも起きにくいだろう。
【先手:相手 後手:bobsho】
先手に龍を作られたこの局面、形勢の悪い後手は4五の桂を生かして、ここで何か楽しみを作りたいところだった。
例えば▽6五桂▲6六銀▽7五歩のような感じが嫌味かもしれない。
▲同歩なら、後手は歩が2枚あるので遠慮なく▽7七歩と叩いていけそうだ。
やはり玉を薄くするのが実戦的で有効だろうか。
あとは安い駒を使って戦果を上げることに期待する感じか。
こういう発想ができるようになれば、形勢が悪くても楽しめるのかもしれない。