babshoの将棋ブログ

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将棋ウォーズ7日目:大駒の捌き方を学ぶ

休みに入ると平日と違って余裕を持ってできるから嬉しい。

今日は四段、四段、三段と対局して2勝1敗だった。俺の実力的には出来過ぎだが、格上に入ることがあるのも10秒将棋ならではと言えるかもしれない。

 

さて、今日唯一の敗北である四段との将棋について振り返ってみたい。

 

 

今日の棋譜居飛車ミレニアム 対 四間飛車美濃囲い

今日の棋譜はこちら。四段との対戦(10秒将棋)

www.shogi-extend.com

 

序盤:最近のミレニアム囲いを試してみる

【先手:相手 後手:bobsho】

2000年すぐに現れたミレニアムしか知らなかったが、最近はこのミレニアムが主流らしいということで、早速試してみる。

手順があっているのかはわからないが、今回は問題なく組むことができた。

先手の▲7五歩に反応して▽5三角と引いた。▲7六銀と上がらせて石田流に組ませない狙いだ。ここで▽5三角以外の手だと▲7八飛から石田流に組まれてしまいそうだ。

ただこれで良かったのかはわからない。本譜もそうだが、角を早めに引いたことで、相手に5筋から手を作られた。ここらへんの善悪を理解するにはまだまだ経験が必要だ。

 

中盤:捌きのチャンスを逃して中盤戦に敗れる

【先手:相手 後手:bobsho】

中盤戦、先手はやはり5三の角を狙って5筋に飛車を振ってきた。

こちらも手を作っていきたいので、▽7四歩と仕掛けていった。5三の角の効きを生かした手作りである。

▲同歩▽同飛▲7五歩と進んで次の図。

ここで▽8四飛と戻ったが、強く▽同角で良かったようだ。

いやぁ、いかにも堅陣を生かした強行という感じだ。ミレニアム囲いの堅さを考えれば、感覚的には穴熊で指してるような荒っぽい捌き方で良いのかもしれない。 

▲7五歩に対し、仮に▽同角▲同銀▽同飛と進んだ場合、次の▽7六銀がシンプルな狙いながら厳しそうだ。

 

本譜は飛車を戻ったためチャンスを逃す。

しかし数手後に再び捌きのチャンスがやってくる。

先手は5筋の飛車先を交換した後に、▲5五角と出てきた。

実はここはチャンスだった。本譜は時間に追われて▽7三歩と受けてしまったため、▲7七角と戻られてはっきり損である。

 

さて正解は何だったかと言うと、▽5四飛とまわる手だ。

相手の飛車角の並びを咎めた一手である。これで後手は飛車の捌きが確定した。

仮に▲5六歩と受ければ、▽5五飛▲同歩▽3五歩▲同歩▽3六歩で攻めが続きそうだ。

▽3六歩に▲同金は▽6九角がある。

このような展開になると、7六の銀が取り残されて後手が良さそうだ。

 

▽5四飛...うーんいかにも好手だなー。

中盤2度の捌きを逃したこともあり、苦しい展開になった。

 

終盤:勝負手を放てないまま敗北

【先手:相手 後手:bobsho】

中盤は先手が制して終盤戦へ。先手が金取りに▲3四歩と打った局面。

この局面で▽2五桂と打っていれば良い勝負、むしろ後手が有望と教えてくれたのはウォーズの「棋神解析機能」だ。

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200点ほど後手が良いという評価のようだが...

しかし水匠2に聞いてみると、驚くことに▲2二香から即詰みがあるらしい。

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探索局面数は1000万以上ということで、人間が導き出せるのが疑問ではある。

ただ神どうしの対局であれば、もはや勝負ありの局面だったらしい。

さて、本譜は▽同馬と受けにまわったが、▲2六桂から攻めが続き1手1手の展開となってしまった。

そう考えると、棋神推奨の▽2五桂のように攻め合いに回る手のほうが、実戦的には望みがあったと言えるだろう。

 

今日の学び:相手の飛車角が並んだらチャンス

【先手:相手 後手:bobsho】

さて、今日の学びはこの局面。

ここで▽5四飛とまわり、堅さを生かした捌き合いに持ち込みたかった。

 

しかし四段以上になると、本当に強いなぁ。