将棋ウォーズ12日目:相右玉は謎だらけ
今日の戦績は五段、三段、四段と対戦して2勝1敗だった。
1敗は五段の強豪に敗れたものだった。やはり五段以上とは相当な実力差を感じる。
ちなみに今日の三局はすべてが右玉の将棋。
いやぁ...本当に指す戦法に困ってますね...笑 勉強する時間があればやりたいが、今は対局を日々こなすことを優先しているので、時間が作れれば少しずつ幅を広げたい。
今日は五段との「相右玉」の将棋について残しておく。右玉やるんだったらちゃんと対策考えないといけないことを痛感させられたので...
今日の棋譜:相右玉
今日の棋譜はこちら。五段との対戦(10秒将棋)
序盤:相右玉の経験の無さを露呈する序盤
【先手:相手 後手:bobsho】
戦型は相右玉となった。相右玉は経験が少ないので序盤の方針がよくわからない。
とりあえずお互いの桂頭をどう攻めるか、どうケアするかが焦点になりそうなことくらいはわかる。
そういう意味では、ここで指した▽3三桂はやや疑問だったかもしれない。すかさず▲2五桂と跳ねられて桂交換となった。
同じ駒で攻め駒と守り駒の交換なら、攻め駒を交換できたほう得な場合が多い。
ただ相右玉の守りの桂に関しては、居ないほうが相手からの目標がなくなるため良いのかもしれない。
五段の相手が▽3三桂にすぐ▲2五桂と跳ねてきたので、きっとそうなのだろう。
中盤:右玉崩しのお手本のような攻め
【先手:相手 後手:bobsho】
桂交換してから▽5四銀左と上がった。これは先手の▲5五桂を防ぎつづ、将来の▽4五歩の攻めを狙った手だが、この手が形勢を損ねる原因となってしまった。
すかさず▲5五桂と打たれ、攻めの拠点を築かれた。
以下▽7二銀▲5六歩▽8一飛▲7五歩▽8三銀▲7四歩▽同銀▲7五歩▽8三銀に、▲8五桂がお手本のような右玉崩しの桂捨てだ。
▽同桂で一瞬桂損はするが、▲8六歩と突いてすぐに取り返せる上に、歩が伸びていくので攻めに厚みがでる。
終盤:相手の華麗な寄せを眺めるだけに...
【先手:相手 後手:bobsho】
中盤から終盤にかけて、先手に一方的に攻められる展開となってしまった。
上図の▲7四桂に対して▽同銀に、先に▲8四角と退路を経つ角打ちが好手だ。
▽7三歩と受けても▲7四歩と、どんどん先手の攻め駒が参加してくる。
本譜は▽6一玉と引いたが、▲7四歩▽8三歩▲7三角成▽7二歩▲6二銀と進み、ここで投了した。
【先手:相手 後手:bobsho】
以下は▽同金▲同馬▽同玉▲6三銀▲7一玉▲7三歩成で後手玉に必死がかかる。
お手本のような中終盤だ、これだけ10秒でポンポン指せれば、さぞ気持ちいいだろう。
今日の学び:序盤、中盤の細かいポイントを復習
本局は序盤の細かい応手ミスで形勢に大きく溝を開けられてしまったので、基本的な部分ではあるが復習しておきたい。
【先手:相手 後手:bobsho】
まずは序盤でも取り上げたこの局面。ここで▽3三桂と跳ねたが、まだ自玉の体制が不完全な状態で桂交換を許すのは好ましくない。
そのため、▽8一飛や▽5四歩といった自玉整備の手を優先させるべきだった。
自玉の守り駒の桂を、自分から交換する手は十分有力であることをおさえておこう。
そしてもう1つがこの局面。次に▲5五桂があるので受けなければいけないが、本譜のように▽5四銀左と受けるのは、▲5五桂で拠点を作られてしまう。代えて▽5四歩と受けておくべきだった。
相右玉の経験が少ないので、まずは基本的なことからでも少しずつ習得していけるようになりたいものだ...
現在の成績
内部レートは4.17段と、明らかに実力以上の数値になっている。この前に6段に一発入ったのが影響してるのかな。
今後は適正レベルに収束していくだろう。3段台で落ち着いたら上出来だろうか。