将棋ウォーズ13日目:過去最大の逆転負け
今日は四段、二段、三段と対局して2勝1敗だった。
四段には殆ど勝ててなかったが、今日は四段に一発を入れることができた。
しかし三段との対局で、過去最大の逆転負けをしてしまった将棋が印象に残っているので、今日はその将棋を取り上げておきたい。
また序盤、中盤、終盤と局面ごとに最低1つずつ取り上げてきたが、今日からは局面問わず残しておきたい箇所をピックアップするようにしていこうと思う。
今日の棋譜:右玉 対 雁木模様
今日の棋譜はこちら。三段との対戦(10秒将棋)
ペースを掴む角ぶつけ
【先手:相手 後手:bobsho】
先手雁木模様に対し、相変わらずの右玉で対抗。
こちらの▽4二角に対し▲8六角と対抗してきたが、これがやや危険で▽6五歩と突きペースを握った。
いくら逆転負けをした将棋でも、そこだけを取り上げるのはメンタル的に良くない。序盤〜中盤を上手くできたところも残しておこう。
図の▽6五歩は▲同歩なら▽6六歩と打つ狙いで、▽3九角があるので▲同銀とはできず、攻めの拠点を作ることができる。
後手の角が居なくなると先手の飛車先は受からなくなるが、攻めが遠いと判断した。
この判断は正しく、ここでは後手がペースを掴めた模様。
逃した決め手1:飛車切りからの叩きの歩
さて、序盤から有利にたったわけだが、ここから決め手を逃し続ける様を見ていこう。
【先手:相手 後手:bobsho】
ここで▽8六飛▲同歩▽8七歩で派手に決まっていた。
▲同金は▽同銀成▲同玉▽5九角で決まる。
なので▲7九玉と引くくらいだが、▽8八角▲6九玉▽9九角成で大優勢。
▽8八歩成から確実な攻めが続く。2枚飛車の攻めも▽6一香で止まる。
右玉の飛車切り飛ばすのってなかなか勇気いる...勢いも大事だな。
逃した決め手2:単純に行けば良かったのだが...
もはや勝利目前のこの局面。▲5八歩と受けた手に対し▽3九飛成とすれば、勝負は決まっていた。
▲6八玉と上に行かれるのを気にしたけれど、それには▽6五桂がピッタリだ。
というかこの局面、後手玉には詰めろすらこない...
実戦は▽3九飛成ではなく▽7六銀?と指して局面が混沌に...
上にあがった時の▽6五桂が見えてなかったので、とにかく上から寄せたかったのだと思われる。
そして迎えたこの局面。
あれ...なんか先手玉が安全になって、後手玉が危なくなってる...?
そしてこの▲5七角が攻防に効いててすごい良い手だなぁ。
厳密にはここでも後手良しで、攻防に▽6五桂と跳ねていれば良かった。
▲7二銀からの詰めろを消しながら▽8八銀以下の詰めろ。いわゆる詰めろ逃れの詰めろというやつですね。
しかし本譜はなぜか▽8一金と全く受けになっていない手を指してしまい、▲7二銀と打たれていきなりの投了...
以下は▽同金▲同桂成が必死クラス、先手玉には寄りがない。
将棋ウォーズはじめて以来、最大の逆転負けを喰らってしまった。
しかし相手の▲5七角、良いてだなぁ... 終盤でこういう攻防手を指せるようになれば、逆転勝ちが増えるのだろう。
現在の成績
今月の内部レートは昨日から少し下がって4.12段。
まぁ4段キープは難しいでしょうから、気負わず明日も楽しんでやります。