将棋ウォーズ19日目:疲労したはずの脳でまさかの好局
はい、さっき対局してきたばかりです。
最近、仕事がバタバタしていることもあり、今日は早朝の対局ができなかった。
ただ毎日ウォーズやると宣言したんだから、やらないわけにはいかない。
夜中の23時前、仕事終わりで頭フラフラな状態で指した1局、マッチングした相手は四段の強敵だった。この1局を日が変わる前に振り返っておこう。
堅さ vs バランス
【先手:相手 後手:bobsho】
四間対ミレニアムの出だしだったが、相手が早々に角をぶつけてきて角交換の将棋になった。相手は中飛車に振り直しバランス重視の構えに対し、こちらは堅さを重視した構えを選んだ。
ここから▲6四歩▽同歩▲6三角と、相手が早速動いてきた。
8五と5四に成れるため、確実に馬が出来そうだ。
馬を作られているだけでは悪く成るので、意欲的に▽1四歩と端の逆襲に行った。
我ながらいつもより好戦的だ。これが夜のテンションというやつか。
ただ意外にも水匠2の評価は悪くなく、こちらがまずまずの序盤だった模様。
端攻めの手筋が決まる
【先手:相手 後手:bobsho】
前の図から少し進み、先手は▲5四角成と馬を作ってきた。
ここで▽1七歩▲同香▽1五歩という3手1組の手筋が決まる。
香車を釣り上げてから控えて歩を打つという、らしくない手筋を披露した。これで確実に端を破れそうだ。あれ、夜なのになぜかいつもより冴えてるぞ...?
以下▲5五歩に▽2五桂も冷静だった。▽2三銀〜▽1六歩ではスピード感に欠ける。
疲れ切った頭とは思えないまさかの好手連発で、中盤でリードを奪う展開となった。
おかしい...この俺が相手の強襲を受け流すだと...
中盤でリードを奪ってからはしばらく受けのターンだ。うまく相手の強襲をかわして▽1六歩を間に合わせたいところ。
いま先手が▲5三桂と打ってきたが、受けが苦手なはずのbobsho氏、ここでまさかの最善の受け手順で凌ぐ。
図から▽3一金▲6一桂成▽5四香と、根本の駒を剥がして受けた。水匠2さんも最善の受けと評価。おかしい、こんなにちゃんと受けれた記憶はないぞ。
▲同飛の瞬間が甘く、待望の▽1六歩が間に合って優勢を拡大して終盤を迎えた。
即詰みは逃すものの、最後も冷静に寄せ切りまさかの完勝
【先手:相手 後手:bobsho】
勝利は目前、ここで相手が最後の抵抗手で▲1三角とプレッシャーをかけてきた。
ここでは▽2八銀以下の即詰みがあったようだ。この手順は逃したものの、▲1三角が即詰みでないことを見切り、▽2七成香と冷静に詰めろをかけた。いつもならビビって時間切れになってもおかしくなさそうだが...
以下▲2八歩に▽3七桂成と畳み掛けて、受けなしになった先手が投了した。
いや、おかしい。疲労したはずの脳の状態で、これまでの将棋ウォーズ10秒将棋で最も良い内容かもしれない将棋を指してしまったぞ...?
現在の成績:次の対局次第で四段昇段もありえるか
格上の四段に勝利したことにより、三段昇段と同時に達成率が上昇した。
次の対局の結果次第では、四段昇段の可能性もあるかもしれない。
しかし、仕事明けで疲労困憊な状態のはずなのに、なぜこんな良い将棋が指せたのか不思議でしかない。