babshoの将棋ブログ

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将棋ウォーズ28日目:珍しく大きなミスがなかった1日

今日は2局指したが、10秒将棋で珍しく大きなミスが無かったように思う。

その結果もあってか、かなり格上であるはずの五段相手にまさかの2連勝...

折角なので、それぞれの将棋を振り返っておこう。

 

4五桂速攻の正確な対処を覚えたい

【先手:相手 後手:bobsho】

1局目は右玉に組む途中に開戦された将棋。この▲4五桂速攻はとても怖い変化だ。

無難に指すなら▽4四銀だが、桂を取りにいく味が無くなるので▽2二銀と引くしかないように思う。

以下▲2四歩▽同歩▲同飛▽2三銀▲2八飛▽2二歩と対応した。

最後の▽2二歩のところ、代えて▽2四歩は相手から▲2二歩と打たれたり、▲6六角と打たれるのを嫌った手である。

ただ、正確には▽2三銀のところで▽4四歩と突くのが正しい対処だったようだ。

以下▲3四飛▽2三銀▲4四飛▽4三歩で、後手の駒得が確定する。玉が薄く分だけ怖い変化ではあるが、しっかり咎めにいくならこのように対処すべきだったようだ。

 

本譜は▽4四歩ではなく▽2二歩と受けて、▲7一角の強襲を受けることになる。

これをうまく受けれるかが勝負どころだ。

以下▽7二飛▲5三角成▽4四角▲2三飛成▽同歩▲8三銀と強行を仕掛けてきた。

ここで本譜▽7三飛としたが、代えて▽5三金でシンプルに駒得を主張しておけばはっきり優勢だったようだ。

このあたり、▲4五桂速攻の未経験の変化を10秒将棋で正確に対処するのは難しいが、少しずつ覚えていって対処できるようになりたい。

 

手厚く馬を作って優勢に

【先手:相手 後手:bobsho】

ほぼ互角の中盤戦で、先手が▲4五歩と取り込んだところ。

この▲4五歩の取り込みが後手玉から遠いためやや甘く、以下▽2七角▲5九金▽3六角成と手厚く馬を作って優勢になった。

先手は8三の銀が活用できていないのでやや攻め駒不足になっている印象がある。

後手優勢のまま数手進んで以下の図。

▲2二歩を▽3三桂と逃げるのは、玉が狭くなるのでやりにくいと思い、▽9五角▲7九玉▽4七歩と攻め合いを選んだが、この判断が良かったようだ。

▲2一歩成で一瞬詰めろがかかるが、▽5一歩と受けておいてまだ堅い。

▽4七歩はゆっくりな攻めではあるが確実で厳しく、ここで形勢に差がついたようだ。

 

 数手進んで以下の図。

本譜はここで▽5九角成と攻めていき、以下▲2二とに▽6九銀以下、寄せ切った。

ただ、最善は▽5九角成に代えていきなり▽6九銀と打つ手だった。

▲同玉は▽5九飛の一手詰みである。9五の角は受けにもよく効いているので、確かにいきなり打ったほうが良さそうだ。

いやぁ...この▽6九銀、10秒将棋で指せたら気持ち良さそうだ。

とはいえ全体通して大きな悪手なく勝ちきれたのは良かった。

 

指しこなすのが難しい右玉の▽4二金型

【先手:相手 後手:bobsho】

もう1局の将棋は中飛車に右玉で対抗した。

前回▽5二金とあがって結果▲2二角の隙が生まれてしまった反省を生かし、今回は▽4二金とあがって桂に紐をつけてから角交換を挑んだ。

図以下は▲9六歩▽1三角▲同角成▽同香▲6九飛と進む。

この時、本来であれば▽2四歩と突きたかったのだが、そうすると▲2二角と打たれてしまう。▽2四歩と突くことで▽2四角と受けれなくなっているからだ。

なので本譜は▽3二金と手損してしまった。そうであれば最初から▽3二金と上がっておいたほうが良いのかもしれない。次回はそうしてみようと思う。

 

数手進んで中盤戦の図。

先手が攻めの銀桂を交換した局面だ。

ここで指した▽6五銀が好手だった。

▲2六飛には▽3五歩と突き、次に▽3四桂で飛車取りを狙っていく手がある。

本譜は▲7七飛だったので、▽6六角と打ってやや指しやすくなった。

 

以降は優勢を拡大して終盤戦へ。

ここで本譜▽5九飛と打ったが、これが今日の対局の中では一番の悪手で、▲4八玉と寄られていたらかなり粘られていた。

そのため、シンプルに▽4七銀成▲同銀▽4六歩で良かったように思う。

受けが苦手なだけに受けの好手を10秒できっちり読むのは難しいが、こういう手を振り返って発見していくうちに、少しずつ読めるようになっていきたい。

 

格上の五段に連勝したわけだが、やはり中盤から終盤にかけて大きなミスが無かったのが勝因だろうか。(昨日は王手龍とか喰らってたことを考えると...)

 

達成率も50%を超えたが、昇段は難しいと思うのであまり考えずに楽しんでやっていこうと思う。