将棋ウォーズ15日目:中村太地さんの振り返りを模倣
将棋ウォーズを毎日行い、毎晩振り返るというのも、早いもので2週間が経過した。
どんな振り返りの仕方をしようか考えていたが、YouTubeに中村太地さんが藤井聡太さんとの対局を振り返った動画がUpされていたので、そちらを模倣したいと思う。
どんな方法かというと、序盤、中盤、終盤で局面を切り取って、それぞれを良かった、悪かった、その理由というような感じでまとめるというものだ。
似たような方法で残していたが、良し悪しを明確に書いていなかったので、これからはわかりやすく残していこうと思う。
こちらが参考動画だ。
今日は五段、四段、五段と対局して2勝1敗だった。
相手のレートを考えると、とても良い結果だったと思う。
今日は四段との対局が二転三転した面白い将棋だったので、振り返ってみたい。
- 今日の棋譜:三間飛車 対 居飛車穴熊
- 序盤 :居飛車穴熊の堅陣に囲えて不満なし ◎
- 中盤:形勢を拡大できたので良かったが、決定的な決め手は逃した ◯
- 終盤:うっかり王手龍...▲
- 今日のまとめ
- 現在の成績
今日の棋譜:三間飛車 対 居飛車穴熊
序盤 :居飛車穴熊の堅陣に囲えて不満なし ◎
【先手:bobsho 後手:相手】
序盤は相手の三間飛車からの速攻を警戒しつつ、居飛車穴熊に組むことができた。
相手は早々に三間の歩を交換してきたが、図のように進み、相手が手数をかけて交換した歩を受けさせることにも成功した。
また相手は▽3二金とバランス重視に構えて速攻を狙ったものの仕掛けることができず、玉を十分に囲うことができなかった。
水匠2の評価値も+350点程度を示しており、序盤は成功した。
中盤:形勢を拡大できたので良かったが、決定的な決め手は逃した ◯
序盤の玉の堅さの違いを生かし、中盤は強い戦いを挑んで優勢を拡大できた。
【先手:bobsho 後手:相手】
ここで▲5六桂と打ち、角取りと次の▲4四桂の両狙いをかけていった。
以下▽4六角▲同歩▽6五銀▲5三歩▽同飛▲4四角▽5一飛と進んだ。
さてここで▲6二角打と本譜は打っていった。
これも悪手ではないが、ここでは▲6四桂という決め手があった。
いやこの手は凄い...
▽5八飛成と取ると▲7二桂成から後手玉が寄ってしまうということだ。
まぁこの鬼手は指せなかったが、中盤も優勢を拡大できたので良しとしよう。
終盤:うっかり王手龍...▲
終盤は残念だった...ただ×とするのはメンタル的に良くないので、黒参画(▲)としておこう。
【先手:bobsho 後手:相手】
いま8二で精算したところ。
ここから▲7一銀▽同玉▲1一飛▽8二玉▲8一金▽9三玉と進んだ。ここまでは良かったのだが...
ここで▲7一飛成としたのが、これが▽4四角の見落とした大悪手で、+2500点程度だったのが一気に互角に戻ってしまった...
完全なウッカリだった...
ここでは▲7一龍に代えて▲9一金としていれば一手一手の形勢だった。
ただ本譜は龍を抜かれてあっさり逆転待ちかと思いきや、意外にもここから粘る俺(笑)
そしてついにチャンスがやってくる。
いま▲4七角に▽6五桂打と受けたところだが、この受けが敗着となった。
▲同角▽同桂▲8二飛成と進み、相手の投了となった。
以下▽同金は▲7五桂以下、▽同玉も▲7四桂以下の即詰みだ。
終盤、大悪手を指したが崩れず勝ちきれたことは成長を感じる。
今日のまとめ
序盤◎:相手の速攻を警戒しながら堅く囲えたので良かった。3筋の歩を打たしにいく方針も良かった。
中盤◯:▲6四桂の決め手は指せなかったが、堅実な手を積み重ねて優勢を拡大できて良かった。
終盤▲: ▽6四角の見落としが残念...大駒を持っている相手の攻防手を警戒できるようになりたい。
現在の成績
この対局ではないが、今日は五段にまさかの勝利があったので、内部レートは再び四段台に戻った