将棋ウォーズ30日目:1ヶ月指し続けた結果
早いもので、将棋ウォーズの10秒将棋をやるようになってから1ヶ月が経過した。
ブログに振り返りを書くようにしたことで、少しずつではあるが棋力が向上しているように思う。
節目の将棋に勝つことはできなかったが、振り返っていると勉強になる手があったので、序盤、中盤、終盤と1つずつピックアップしておこうと思う。
序盤:桂馬の数に注目したい
【先手:相手 後手:bobsho】
節目の将棋の戦型はやはり右玉。
いま先手が▲8五桂▽同桂▲8六歩と突いてきたところ。
ここで本譜は▽9五歩と突いた。悪手ではないがここでは▽6五歩と突くことではっきいと優勢になっていたようだ。
▲同歩には▽6六歩と打ってよい。以下▲同金は▽同角▲同飛▽5四桂で決まる。
手駒にもう1枚、桂馬があるのがポイントで、飛車が逃げても▽6六桂打で畳みかけることで攻めが決まっていた。
桂馬の枚数を意識して攻めを組み立てることは難しいが、できるようになると一気に攻めの幅が広がるので、できるようになりたいものだ。
中盤:相手の玉の位置を読みに入れれるようになりたい
【先手:相手 後手:bobsho】
中盤戦。いま▲9二角と打ったところだが、ここは局面を一気に優勢にするチャンスだった。
単に▽8四飛と走るのは▲9五角があるため、本譜は▽8六銀と打った後に▽8四飛と走った。しかし▽8六銀というのはいかにも重い手だ。
ここでは代えて▽9一飛と寄っていれば決まっていた。
以下▲8三歩成には▽9二飛と角を取ってしまい、▲同と▽8六角ではっきり良し。
先手玉の逃走ルートを無くしてしまう手順だ。
以下▲7八玉には▽8九銀と打って飛車を取っておくくらいではっきり優勢だ。
相手玉を寄せるのにどの駒があれば良いか、考えながら手順を組みたてることができれば、一気に棋力向上が見込めるだろう。
終盤:凌ぐ順を指せるようになりたい
【先手:相手 後手:bobsho】
決め手を逃して以降は先手が優勢となり、少しずつ差を広げられていった。
いま▲3四桂と打ち、▲6二銀からの詰めろをかけてきた局面。
ここで▽6二桂と受けたが、▲4一銀と打たれて受けが無くなっていった。
ここでは▽7三桂が受けの妙手だった。
タダなので▲同馬と取るが、以下▽6六桂と跳ねることで、5四に逃げるスペースを確保できる。
この時、先に▽7三桂▲同馬と馬を移動させておいた効果で、ここで▲同馬と対応できないようにしている。
以下▲同金なら▽7七龍▲5九玉▽6六龍と進めてもう1勝負という粘りができる。
受けが苦手なので、こういう粘りを少しでも指せるようになりたいものだ。
1ヶ月指し続けた結果
対局数は86局。
30日間、3局指し続ければ90局なので、ほぼ毎日3局を継続したことになる。
四段というのは俺の実力を考えればあまりにも出来すぎな段位ではあるが、今後もキープできるように頑張っていきたい。