babshoの将棋ブログ

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将棋ウォーズ21日目:四段昇段戦の結果

昨日は四段昇段が持ち越しとなり、今日仕切り直すことになった。

達成率99%、勝てば昇段という状態に変わりはない。

マッチングした相手は三段。同じ三段で、四段昇段の相手として相応しい相手だ。

 

筋違わない角の歩得作成

 【先手:bobsho 後手:相手】

角替わりの序盤、相手は早々に角を手放してきた。

以下▲7七銀▽4六角と進み、角を手放すかわりに相手は1歩得を果たす。筋がズレていない角ので、筋違わない角とでも名付けてみよう。

 

あまり経験の無い出だしのまま、数十手進んだ局面が以下。

相手は居玉のまま中飛車に構え、5筋の位を取ってきた。掴みどころのない作戦でこられたので、こちらはとりあえずバランスを取りながら囲いを進めた。

 

遠見の角で優勢も、はっきりした決め手を逃す

【先手:bobsho 後手:相手】

歩が欲しい先手は▲3五歩と仕掛けていった。

以下▽同歩▲同金▽3四歩▲4五金▽6五歩で次の図へ。

▽6五歩は角筋を通す自然な手だが、ここでは▽4五同銀とすべきだったようだ。

▲5四金に対して▽同金は▲6三銀、▽同飛は本譜でも指した▲1八角が厳しい。

▽5三飛と逃げたいが、すかさず▲4五桂のがある。

受けに困った後手は▽6六歩▲同銀左▽5六歩と、受けを半ば諦め首を差し出すような手順を選んできた。

決め手がありそうなこの局面、ここで▲5五銀打としていればはっきり決まっていた。

▽同飛も▽同角も、最終的に6三の金が浮き駒になるため▲6三角成が決め手になる。

▽5三飛と受けるくらいだが、▲5六歩と戻しておけば後手から指す手が全くなく、先手からだけ▲4五桂や▲6四歩の狙いがある。これならはっきりと優勢だった。(水匠2の評価も+2000点超え)

 

しかし本譜はあせってしまい▲5四角と飛車取った。

これで形勢がひっくり返ったわけではないく依然先手が優勢ではあるが...

後手にも▽3七角成などがあり、▲5五銀打の変化に比べれば、まだ楽しみがある展開だと思う。先手も持ち駒が飛車と銀だけなので、うまく攻めれるか心配だ。

 

相手の受け間違いに救われる終盤

終盤の勝負どころ、いま▲6三銀に▽5三金とした局面だ。

ここで▲7二飛成と、銀を守りながら3二の金を狙う手を指していれば、依然として先手が大優勢だった。

しかし本譜は何を勘違いしたのか▲6二歩と打った。

当然▽6三金と銀を取られる。なんという...駒が当たっていることを忘れるとは...

以下▲6一歩成▽5二玉▲4五桂。

この▲4五桂がまたしても大きな勘違い...

▽2八角成と飛車を取ると、5一に角の効きがなくなるため詰むと思っていた。

しかし、▲5一とには▽6二玉と逃げられると詰まない。

▽6二玉〜▲6一と〜▽5二玉〜▲5一と... は連続王手の千日手なので反則負けだ。

ここで水匠2の評価値は一気に逆転して後手が1000点近く優勢に...ポカ2連発で終盤の勝負弱さを露呈してしまった。

 

しかし将棋というのは最後にミスをした方が負けるゲーム、これで簡単に終わらないのがまた面白いところ。

▲5五桂と打った局面だが、シンプルに▽5四金と逃げられた場合、後続の攻めは難しかった。以下▲7二龍と攻めを足したいところだが、▽4五金と上部をおさえている桂を外されると後手玉は寄らなくなる。

 

しかし、相手はここで▽4四歩と対応した。

しかし、ここでも間違えるbobsho氏。単に▲6三桂成としたが、もし▽同玉と対応されていたらまだまだわからなかった。(正解は一度▲5一ととしておき、▽同銀に▲6三桂成と取る手順だ。こうしておけば▽同玉に▲5一龍と追撃が効く。)

本譜は▲6三桂成に▽同歩と対応したが、これが敗着となった。

以下▲7二龍▽4三玉▲6三龍▽5三桂▲5四金と進み、後手玉は即詰みに。

終盤2転3転した将棋だったが、運良く最後にミスをしなかったため勝ちを拾うことができた。人間同士の対戦らしい、面白い将棋だったと思う。

 

現在の成績

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四段昇段戦を運良く勝利することができ、10秒将棋の段位は四段になった。
その後の2戦でも勝利し、久々の1日3連勝を飾った。

次は五段を目指すことになるが、これは遠い道のりになりそうだ...